迷惑メール、返事をしたらこうなった。を読んでみた
「芸能人の〇〇です。」「遺産を貴方に譲ります」
数年前によく見かけた、あの怪しげな詐欺メール。返事をしたらどうなるのか気になりませんでしたか?そんな人におすすめなのは、こちらの1冊。
この本は、ルポライターの多田文明さんが、わざと詐欺メールに引っ掛かり、詐欺集団とのやりとりを記録した体験記となっています。
多田さんは「キャッチセールス評論家」 「悪徳商法評論家」として本や記事を多数執筆されており、キャッチセールスなどにわざと引っ掛かり、相手の本拠地までついていったりとかなり踏み込んだ調査をされています。
この本を最初に読んだのは、大学の図書館に置いてあったのを手に取ったのがきっかけでした。私も似たような迷惑メールを受け取ったことがあり、あの意味不明な文面からどうやって詐欺に結びつけるのか気になっていたので、タイトルに惹かれて借りてしまいました。
作中では、「私は猿です」「大胆◯出しフ◯ック」などインパクトの強いタイトルや文面の詐欺メールが多数登場します。特にストーリー仕立ての詐欺メールで、業者が多田さんを騙すために複数人で芝居のようなものを繰り広げる場面は爆笑ものです。
多田さんと詐欺業者とのやりとりを知りたい方は是非読んでみてください。
キャッチセールス版はこちら。こっちも中々面白い